【苦情等事例 0001】クリーニングで夏物のワンピースが褪色した

お客様からの苦情
婦人ジャケットを初めてクリーニングに出しました。シミの一部が落ちていません。店に「再処理しても落ちないので我慢してほしい」と言われましたが、納得できません。

▼苦情への対応

このワンピースの表示を見ますと、素材は麻50%、綿50%とあり、洗濯は石油系ドフイクリーニングとなっていました。何度か着られたとのことでしたが、それほど汚れているように見えませんでした。表示どおりドライクリーニングをしましたところ、一部がうっすらと褪色してしまいました。褪色は汗のつきやすい部位に生じていましたが、その裏面は褪色していませんでした。
汗には、ある種の染料に作用して日光などからの紫外線に対する染色堅牢度を低下させる成分が含まれています。このため汗が付着した部分に紫外線が当たると、変色や褪色が発生しやすくなります。従って生地の表面は変褪色していても、紫外線の当たらない裏面は変わっていません。また汗がつきやすい腋の下などは紫外線が当たりにくいので変化はないようです。なお濃い色の綿々麻の衣料品に多く見られます。
今回はクリーニング前には目立だなかった汗と紫外線の複合作用による褪色が、クリーニングでハッキリしたものと考えられます。念のためクリーニング科学研究所でみてもらいましたところ、同様の所見でした。
お客さまには汗と日光による変褪色について説明し、理解をしていただきました。なお夏物衣料はなるべく水洗いできる素材を選び、麻や綿でドライクリーニングと表示されたものは、汗を付看させないようにこまめにクリーニングを行い、日光を避けてくださいとアドバイスしました。
今後はお客さまが麻や綿素材でドライクリーニング表示の夏物を持ち込まれた場合は、受付け時によく点検をして充分な説明をすることにいたします。

▼原因一問題点

受付け時に汗と日光による変褪色の可能性について説明しなかった。

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